halfway between the car and goats
詳察
昨日の「Kitajima's Complex Conjugate 2006年4月17日の追記が解らない」という話であるが、早速コメントを頂いて、嬉しい限りである。
もちろん、時間経過を追って場合分けをすれば、話は簡単である。少し試してみよう。まず、車を 、2頭の山羊をそれぞれ と書く。例えば、車を確率 で選ぶことを のように書く。また、「『あなた』が最初に選ぶ扉の中身」を 、「司会者が開ける扉の中身」 を 、「『あなた』が最後に選んだ扉の中身」を と書く。場合分け ( の左側に の順) とその確率 ( の右側) は以下のとおり:
: ・・・( は等確率)
: ・・・( は等確率)
: ・・・( は等確率)
: ・・・( は等確率)
何故ならば:
- となる確率はそれぞれ等しく である。
- の場合、 を等しい確率 でとり得る。
- の場合、 (ただし、) しかとり得ない (確率は )。
〜 のいずれの場合でも は等確率であるので、
- (最初車を選んだ) の確率は 。
- (最初山羊を選んだ) の確率は 。
従って、選択を変えた方が、倍、車を得る確率が高くなる。
簡単に
もっと簡単にいこう。 の場合分けは
- が等確率。
言い替えれば、
- の確率は 。(車を得るには選択変更してはいけない)
- の確率は 。(車を得るには選択変更が必要)
司会者が山羊を取り除く (1. の場合は の2通りがあるが、等確率) ことにより、残っているのは車と山羊が等確率。従って、1. と 2. の確率がそのまま適用でき、
- 選択変更せずに車を得る確率は 。
- 選択変更して車を得る確率は 。
ダメだ! 納得できない!!
しかしながら、時系列を追った議論は、どうも騙された気がする。集合的にいってみたいのだが…考え中。
というか、合ってますか? 上の議論。確率は苦手なので…。