げんしけん2期

世の中ーー世の中というのはYouTubeでFandubを探して、なんだ、英語圏でもってけ! セーラーふくを歌っているのは男ばっかりか…と落胆するような人間の集まりを指しているわけだがーーでは、2期といえば、ハルヒらしい。えらく昔からハルヒ2期という話は聞くものの、小説を読んだことのないあたしにとっては何が嬉しいのかどうにも実感が湧かないのは確かなのだが、やるというならやっていただいて、本編は、ただ単に周囲の話題についていくためにだけ見ることになってしまうのだろうなあ…主に畑亜紀の仕事に期待することになってしまうのだろうなあ、だいたい、綾波レイも特別に好きというわけではないが、長門よりも綾波だなあ…でも長門も好き。あくまでも、作品中での位置づけというか、スタートレックでいうスポックとかデータとかセブン・オブ・ナインとおなじ立ち位置という意味において…などと言ってみるものの、結局返ってくる返事は「beeplexはメカっ娘萌えだなあ」などという言葉であって、絶望した。
そういう世の中にあって、土曜日だったか、日曜日だっかに、sigma氏とアキバに行って「げんしけん」の2期が始まることを知ったのである。
gblogでは何度か書いているが、笹原くんたちと同時に大学に入学し、少なくとも精神的にはそれほど違わない大学生活をおくり、卒業し、高坂くんと同業者になってしまい、さらには大野さんと生年月日が同じという人生を歩んでいるあたしとしては、このマンガには一方ならぬ思い入れが有るのだ。
で、原作の最後の3巻…つまりは、「妄想少女オタク系」的なドタバタ、「あるある」展開から、いっぱしの恋愛マンガ的展開に移り変わると同時に、絵柄が「るろうに剣心」最後期…すなわち、縁との最後の戦いあたりのものに近くなり、正直高坂くんがイケメンに見えなくなってきたあたりを読み直してみた。するとなんとも素晴らしいことに、オギーのセリフが脳内で自動的に水橋かおり氏の声で再生されるという、声ヲタ的特殊技能を身につけていることが明らかになってしまったのだ。優秀な脳外科医がいれば教えていただきたい。
つまりは、楽しみという話。