私の、シンクロ率

以前、私が最近エヴァにシンクロしているという話を書いたが、友人から、「何故なのか、日記からは理解できない」と言われてしまった。理解される必要はないのだけれど、ちょっとだけ。誰にシンクロしているかというと、単刀直入にいえばシンジ君である。これに対しても、「中学生にシンクロするなよ!」などと言われてしまったが、放っておく。生まれ育ち、性格、その他、まったくシンジ君と私は違うのだが、しかし(ここではあえて明言しない)いくつかの重要な部分で、彼と私は共通項を持っていると感じている。何度かエヴァを通して観たことはあるが、彼の独白や心理描写、また周りの人間からのセリフ等は、斜に構えていた私には全く届かなかったと言ってよいだろう。純粋に、SFとして観ていた、と考えていただければよい。これはエヴァに限らず、何か知ったようなことを言う人全てに対して、私が取っていた態度と言って良いだろう。
であるが、最近、ここ半年程度であろうか、私の人生における重大な転機によって、なのかもしれないが、理由は分からない。そのような「知ったようなこと」が、多くの真実を含んでいることに気付いたのだ。一度アニメから離れていた私を引き戻し、結果、「オタク」と呼ばれる人種に仕立てあげたエヴァが、その中でも重要な位置を占めることは当然のことであろう。シンジ君の独白も心理描写もなるほどと思える部分があるし、ミサトさんやリツコさんの言葉も心に響くのだ。
大学4年生になってやっとエヴァが理解できる年になった、と言うか、庵野氏に担がれるほど、もうろくし始めたと言うかは自由である。
映画版エヴァに関して少し言いたいことが残っているのだが、それはDVDを買ってからにしよう。