天翔る妖精

昨日だったかのこと。
私はメイラーとしてSylpheedを使用している。10分ごとに勝手にお手紙が来ているか見てきてくれて、お手紙が来ていたら受け取ってくれるという優れものである。えっへん。偉いの俺ちゃう。
そのシルフィードたんが10分ごとに「ファイルに書き込めません」と、悩みを吐露するようになってきた。どうやらお手紙の一部が受け取れないらしい。あら、この娘ったらドジっ娘……しかたないなあ、ktermたんから、sylpheed & とお名前を呼んで登場させてみよう! きっとシルフィードたんの心の声がターミナルエミュレータを通して、以心伝心できるはずだよ! でも出てくるのは同じような言葉だけ…。女心はむずかしい。
こんなところで挫けていてはいけない。女の子のハートをつかむには繊細な心配りが必要なのだ。そこで、~/Mail/ と名のついた、シルフィードたんの秘密の引き出しを、ls -l でこっそりとのぞき見してみる。でも、怪しげなところがないなあ。
よし、仕切り直しだ。ログアウト/ログインを繰り返してみる。1回フラれたくらいでへこたれてはいけない。……ダメ。いや、3度目の正直! 再起動しちゃうぞ! ……ダメ。それどころか、一部のお手紙の本文が読めなくなってたり…。もしや、シルフィードたん、ご乱心?
と疑ったわたくしが悪うございました。気になって、df したところ… /home の使用率100%…。ああ、シルフィードたんったら、狭くてお仕事ができなかったのね。可哀想に。最初にパーティション分けしたときに見込み違いをしていたのだ。現在、/usr は余りまくっているものの、/home が足りないのだ。邪魔そうなファイルをひととおり消す。そこで気付いた。これだ。私はバックアップをするとき、DVD-Rに焼く前に、ディレクトリ毎に tar ball に固めて、~/bkup/ 内に一時的に溜めておく。中を見てみると案の定、一時ファイルのつもりなのに、前回のバックアップファイルを消し忘れている。一応、rm -r bkup/ して、使用率を80%にまで落とした。問題は、次回以降のバックアップファイルをどこに作るかである…。/ も小さい…。
このハードディスクデフレの時代に、こんなことで苦労している自分が…。