くっ…、これが東京の実力か…

以前から目を付けていた理容院に行ってきた。明後日、卒業式であるので。なかなかスタイリッシュな所で、メニューは男女両方が並記してあるという、なかなか面白いところである。さて、ちょっとだけ待ってから椅子に呼ばれる。髪型について理容師さんと相談。いきなりダメ出しをされる。うぅ、大阪で行っていた散髪屋もスタイリッシュな、所謂「美容院のような散髪屋」であったのに…。大阪の髪型は東京では通用しないとですか?! ただ、理容師さんの意見にも納得できるので、最低限の指定だけして、あとは任せてみる。結果、なかなか良いかも知れない。うん。東京だ。東京らしい髪型だ。などと訳の分からないことを言ってみる。……大阪だって田舎じゃないぞー。しかし、東京とは怖いところである。これだけスタイリッシュな理容院の理容師…いや、「スタイリスト」さんと、攻殻機動隊の話で盛り上がってしまうとは! 私が
「SFとか好きなんですよー」
のような話をしたところ、
「攻殻機動隊ってマンガがあるんですけど」
とスタイリストさんが切り出したのである。しかも、マンガの1及び2、そしてアニメを全て観ている。更に、『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』ラスト、タチコマ達の、涙無しには観られない「♪僕らは皆生きている…」のシーン。二人とも大興奮で、
「泣けますよねー!!」
と。そして、士郎正宗の世界観に関してまで深入り。うーん、理容院でこのような話をすることになろうとは、全く東京とは凄いところである。